多くの方がWindows11インストール時のTPM, SecureBoot ,CPU, メモリ容量チェック等の回避方法を解説されていますが、ここではバッチファイルでもうちょっと楽にレジストリを変更し回避する方法を紹介しています。
このページに記載されいる情報はすべて自己責任の上でご利用ください。
サポート対象外のハードウエアにインストールされたWindows11は、
- 要求仕様を満たさないパソコンは今後のアップデートでサポートされない
- 動作について予期せぬ動作や結果が発生することがある
- 予期せぬデータの消失や最悪PCの破損といったことも考えられる
がある、という事を良く理解した上で対処の上インストールしてください。
Windows11はすべてのPCにインストールできない
Windows11のインストールに必要な条件は今までのWindowsと異なり、ハードウエアへの要求仕様が急に高くなっています。
数年前のPCを所有しているなら、特にTPM(Trusted Platform Module)2.0やSecureBoot、CPUといったところがハードルとなり、Windows11へのアップグレードを諦めないといけない状況が出てきています。
しかしながら、古いPCでもWindows11を使いたい、試してみたいことはままありますので、ここでは、古いPCにもインストールできる方法を紹介いたします。また、VirtualPCやHyperVのような仮想環境でもWindows11を利用したい方などは、TPMの回避ができないとインストールできません。
Windows11をそのままインストールすると、必須条件を満たせずインストールが止まってしまいますが、そういうPCのチェックを回避する方法がマイクロソフトによって公開されています。
■レジストリ編集は面倒くさいし怖い
他のサイトでもYouTubeでも紹介されていますが、PCのチェックを回避するにはレジストリの編集が必須となっています。しかし、レジストリの編集は、リスクを伴い、間違って編集したり、項目を消したりすると重大な問題を引き起こしたりします。PCが動作しなくなったり、不安定になったり、挙動がおかしくなったりといったことが起こりかねます。
そういったことが引き起こされることを知っている人は、レジストリの編集には神経を使うでしょう。
ここでは、レジストリへの編集をバッチファイル化することで簡単に、かつ確実に行う方法を説明しています。
また、2つ目の手段として、レジストリファイルをコマンドで追加する方法も紹介していきます。
レジストリを手動で編集しなくて良くなるので随分と楽にWindows11がインストール出来ます。
■バッチファイルでレジストリを変更する
３バージョン作成しました。
バッチファイルバージョン
バッチファイルを実行することでレジストリを変更します。
レジストリファイルバージョン
レジストリコマンドを使用してレジストリを修正します。
テキストエディタへコピーアンドペーストする時、ファイル保存時の文字エンコードを間違えないように保存してください。文字エンコーディングの指定方法は下に記述しています。
全部入りZipファイルバージョン＜文字エンコードが確実なこちらがおすすめ＞
ダウンロード数が少ないので警告が出るかもしれません。またバッチファイルを同梱していますので警告がわらわら出てきます。バッチファイルなので内容を確認していただくと一目瞭然なのですが、一応ウイルスチェックを行ってください。
改ざんチェック用にハッシュ値を掲載しておきます。
MD5:
5c83b88564654d804649c2a97847a943
SHA1:
ad07c80d4f584e9233276918d3fcf16c55a07aba
SHA256:
a73fbbbb11b508f8c3f7539a2634b80b425d6355fae0833fc57f5daa65f0a9bf
バッチファイルバージョン
[BypassAllCheck.bat] ANSI/Shift-JISで保存してください
@echo;
@echo [ Bypass PC Check for Windows11 ]
@echo Please use this program at your own risk.
@echo;
@echo;
@echo [OK] is Any Key [Cancel] is Ctrl+C
@echo;
@echo;
@pause
@echo;
reg add HKLM\SYSTEM\Setup\LabConfig /v BypassTPMCheck /t REG_DWORD /d 1
reg add HKLM\SYSTEM\Setup\LabConfig /v BypassRAMCheck /t REG_DWORD /d 1
reg add HKLM\SYSTEM\Setup\LabConfig /v BypassSecureBootCheck /t REG_DWORD /d 1
reg add HKLM\SYSTEM\Setup\MoSetup /v AllowUpgradesWithUnsupportedTPMOrCPU /t REG_DWORD /d 1
レジストリファイルバージョン
[LabConfig.reg] UTF-16LE/Unicodeで保存してください
Windows Registry Editor Version 5.00
[HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\Setup\LabConfig]
"BypassTPMCheck"=dword:00000001
"BypassRAMCheck"=dword:00000001
"BypassSecureBootCheck"=dword:00000001
[HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\Setup\MoSetup]
"AllowUpgradesWithUnsupportedTPMOrCPU"=dword:00000001
Windowsのメモ帳/Notepadなら、[ファイル][名前をつけて保存]で、文字コードのところで文字コーディングの方式を選択できます。それぞれの指定の文字コードを選択してください。
■ Windows11EasyBypassValidationCheck.zip の使い方
This zip file include batch file and registory file.
このZIPファイルにはバッチファイルとレジストリーファイルが同梱されています。
Right crick and select ”Extract All" on this zip file.
このファイルを右クリックして[すべて展開]します。
You use only one file, and you escape Windows11's PC Validation Check.
いずれかのファイルを利用することで、Windows11のPCチェックを回避できます。
BypassAllCheck.bat Batch file version
LabConfig.reg Registory File Version
Create USB installation media by WindowsMediaCreation Tool,
And copy above two files to USB install media.
上記２つのファイルをWindowsMediaCreationツールで作成したUSBメモリにコピーします。
Boot from this USB media, and Install Windows11.
USBメモリからWindows11のインストールを始めます。
If stop installation by Language Selection Menu,
Press [Shift]+[F10] from keyboard.
インストールが停止し、言語選択の画面が表示されたら
キーボードから[Shift]+[F10]を押します。
Repead select drive and list files on command prompt.
コマンドプロンプの画面が表示されます。
USBメモリがマウント（接続された）ドライブを探します。
ドライブ切り替えと一覧表示を順に行います。
>C:
>dir
>D:
>dir
>E:
>dir
<以後FGHIJ...と繰り返し>
If you can view batch file and other instalation files, then goto next section.
上記のように繰り返し、コピーしたファイル等の一覧が表示されるまで繰り返します。
■方法１：バッチファイルバージョンでレジストリを書き換える <オススメ>
[Way1]USE Batch file version <Recommendation>
>BypassAllCheck.bat
と入力して[Enter]
Type above command and [Enter].
Bを入力したあと[TAB]キーを押すとファイル名がすべて入力されます。
途中『このプログラムは自己責任でご利用ください』と表示されたら、
[Enter]を押します。
『この操作を正しく終了しました。』と表示されたら
コマンドプロンプトの画面の[X]を押して終了します。
以降は通常のWindows11のインストール手順でインストールを行います。
Close command prompt window, continue install windows11
