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2021年10月12日火曜日

【RMA】Seagate HDDを交換保証申請してみたら 中国から国際便で直送された話

ある日自宅に帰ると鳴り響く警告音。音の出どころを探るとそれはNAS。搭載していたハーでディスクが壊れていたのでした。壊れていたディスクは、Seagate BarraCuda 3.5インチ 8Tバイト2年保障付き。この2年保障を使ってSeagateへ【RMA】交換依頼を行っている経過を記録しています。

着払いで送ったらSeagateが受け取りを拒否した。元払いに変更し無事受け取ってもらえた。その後、中国から発送されたハードディスクが関空に到着。
現在、国内を自宅に向けて配送されているようです。

梱包されたSeagateHDD
いってらっしゃい!


■この記事は次の事について書かれています

Seagate製品のRMA申請/不良・故障・交換手続き

Seagate受取拒否 

クロネコヤマト便で着払いから元払いに変更したときのMy荷物

Windowsでのハードディスクの診断方法


CorsairメモリをRMA申請したときの体験記はこちら
[RMA]CORSAIRのメモリを初期不良交換依頼したメモリが...戻ってきた!\(^-^)/


■目次


■自宅玄関を開けると鳴り響く警告音2021.10.8

自宅に帰ってくると『ピーピーピー、ピーピーピー、・・・』と警告音が鳴り響いていました。聞いたことがある警告音。このビープ音はUPS(無停電電源装置・バッテリーバックアップ)の警告音。電池切れ・過負荷・コンセント抜け・停電の時によく聞く音です。このUPSは先日ヤフオクで購入したAPC Smart-UPS 750、2000円弱。値段が値段だけに電池が消耗したのかと、UPSの液晶を確認すると『フカ:5% BATT:100%』ん???これ、正常動作してる…。



音の出どころは近くにあるNASか?

Synology DS418

ここのNASは、Synology DiskStation DS418で4ドライブベイあります。2020年7月9日購入。まだ壊れるには早すぎる。

恐る恐るNASの管理画面をブラウザーで開くと

【システムのお知らせ音 ボリューム1:劣化】


まじか!!!!最初に突っ込んだハードディスクが古かったからそれが壊れたかと、壊れたドライブを見てみると。。。

Seagate ST8000DM004

って、これは


 2020年7月17日購入分 Seagate BarraCuda 3.5インチ 8TB 


一年ほどで、NAS Synology DS418で利用していたハードディスクが壊れました。

購入して1年と2ヶ月。ちょっと早いなぁ…orz。

購入履歴を調べる。

Seagate BarraCuda 3.5インチ 8TB 2年保証
2020年7月17日 アマゾンにて購入 14505円

2年保証があるので保証交換手続きを行うことにしました。



■RMAとは保証期間中の不良交換のこと

 RMAは、Return Merchandise Authorization の略称で、返品保証、返品承認、返品許可、返品確認と訳されることもあります。保証期間内であれば修理対応してもらえるのですが、メモリやSSDのようなパーツは修理ではなく交換になります。実際ハードディスクも修理ではなく新品交換して帰ってくると思われます。

もし、アマゾンでの購入なら、30日間は返品・交換等の対応をしてもらえるので、可能ならアマゾンに対応してもらった方が楽です。他店の場合、その保障規定に基づいて対応してもらえるかもしれません。一度問い合わせてみるとそちらのほうが対応が早くて楽だと思います。


■Seagate ST8000DM004は壊れやすい?

ネットで調べるとSeagate ST8000DM004が故障しRMAで交換といった話が結構上がっています。このHDDは壊れやすいのかと調べてみました。

Backblaze HDD Test

ST8000DM002なら、平均56ヶ月利用の9700個のHDDでの故障率が1.36%。他のHDDと比べて若干故障率が高いようですが、平均的なところだと思います。

ST8000DM004は後継機種にあたり2018年 9月発売ですが、回転速度が5400rpmに下げられています。速度が遅いということでBackblazeで使用されていないようです。

ちなみに、ST8000DM002は2016年2月発売。回転速度が7200rpmです。

比較の記事はこちら

SEAGATE 8TB ST8000DM002 VS 8TB BARRACUDA ST8000DM004

https://pangoly.com/en/compare/hdd/seagate-8tb-st8000dm002-vs-seagate-8tb-barracuda-st8000dm004


Backblazeでの詳細は以下のリンクからご参照ください。

https://www.backblaze.com/blog/backblaze-drive-stats-for-q2-2021/



■ハードディスクの故障状況を確認する

まずは故障を確認しなければなりません。
他のWindowsPCに接続して、故障を確認します。
とりあえず、メーカー純正のテストツールを使用します。Seagateが公開しているテストツールにはSeatools for Windowsがありますのでこれをインストールします。

・SeaTools for Windowsでテストする

Seatools for Windowsをダウンロード、インストールします。
SeaTools(Windows)ダウンロードペー 

Seatools for Windowsを実行する。


テストするドライブに[v]チェックを入れて、メニューから[Basic Tests]-[Long Test]を選択します。数時間から数日待ちます。[Short Test]では、テストがすぐに終わるものの問題を検出出来ないときがあります。
エラーが発生したら止まりメッセージが表示されます。



ウィンドウのタイトルにシリアルナンバー、ハードディスク型番、モデルナンバーが記載されているので控えておきます。
RMAの申請に必要になります。
エラーの詳細が表示されているので、RMAに同梱するために印刷しておきます。
印刷するにはWindowsの検索窓からSnippingToolとしてアプリを起動し、画面キャプチャをします。一度画像ファイルに出力してから、Windowsのフォトアプリやプリンタの付属の写真印刷ソフト等で印刷するときれいに印刷出来ます。

・CrystalDiskInfoでSMARTの情報を確認

CrystalDiskInfoを使うとSMARTの情報を表示出来ます。
CrystalDiskInfoをダウンロード・インストールします。

実行するとSMART上の情報を表示できます。

この情報も印刷し、送付時にHDDに同梱します。
snipping tools で画面キャプチャし印刷します。


■SeagateにRMA申請する

RMA申請は次のURLから申請します。

https://www.seagate.com/jp/ja/support/warranty-and-replacements/

まず、保証の確認します。

シリアル番号を入力して保証の状況を見ます。


間違いなく入力してもエラーになることがあります。


次にアカウントを作成します。

[ログイン]から



[消費者向けポータル]をクリックする


[登録]をクリックします
名前等を入力しますが、名前はローマ字表記/アルファベットでの記入をオススメします。ここを漢字で記入すると、交換依頼作成時に名前をアルファベット表記に直す必要があります。

[サインアップ]をクリックします。




タブ[依頼作成]をクリックします。


製品番号とシリアル番号を入力し、[私はロボットではありません]をクリックし、
[保証状況の確認]をクリックします。

次に届いたメールを確認します。


[このリンクの有効期限は24時間です]の次のリンクをクリックします。
これでアカウンのの作成が完了しました。
ログインします。
[サインイン]をクリックします

ここから実際のRMAの申請を行います。
タブ[依頼作成]をクリックします。
[製品番号/モデル番号]を入力します。
先のSeaToolsで診断したときに表示されるモデル番号を入力します。
ハイフン以降は不要です。

[シリアル番号を]入力します。これもSeaToolsで控えたシリアル番号を入力します。

[私はロボットではありません]にチェックをいれ[保証状況の確認]をクリックします。


[X]で閉じます。
返送先の住所を入力します。
すべて英数で記入します。日本語、全角の記号等も不可です。

[保存]をクリックします。
[保証状況の確認]をクリックします。


[v]返品欄にチェックを入れます
[●標準交換]にまるがついているのを確認します。
[NEXT]をクリックします。



返品先には
[UPS SCS Japan CP...]を選択します
[次へ]をクリック


[OK]をクリックします。



[返品注文の送信]をクリックします。
これでRMAの申請手続きは終了です。

最後にこの画面を印刷して記録し、返送用ラベルを印刷します。
[このページを記録用に印刷する] 2部印刷
[本RMA用の返送用ラベルを印刷する]
をそれぞれクリックし印刷します。

ハードディスクを梱包します。ハードディスクの元箱があれば一番いいでしょう。Seagateはこのハードディスクも再生利用するようなので、さらに壊れないよう丁寧に梱包します。今回は、ハードディスクの元箱入の2重梱包にして発送しました。
Seagateからの指示はないのですが、一応SeaToolsのテスト結果、RMA記録用に印刷したものを同梱します。『壊れてないじゃん』って言われたくないし。
シリアル番号をRMA申請時に登録しているので、ハードディクスのシリアルから申請内容を特定することはできるんでしょうけどね。

このRMAの申請で、故障状況を入力するところが無かったけれど、返品理由にはしっかりField Errorとなっている。テストも別PCで行っているので、自動反映は出来ないはず。なので、Seagateは申請されればとりあえず交換するのか、この個体はField Errorが多いのか...|゚д゚) 


ハードディスクを2重梱包


箱に宛名ラベル印刷(RMA番号付き)を貼り付けて元払いで発送します。

送料は元払いです。

着払いにして送ると受け取ってもらえませんでした!!w

えぇ…着払いにしちゃってました。サクッと拒否られたwww 詳しくは以下の記事で紹介しています。


■クロネコヤマト便で千葉へ発送2021.10.10

配達先は次のところです。

千葉県白井市名内322
白井ディストリビューションセンター
ユーピーエスサプライチェーンソリューションジャパン株式会社

宛に送ります。この『UPS』は無停電電源装置ではありません。
世界中に配送できる世界有数の配送業者です。

いろんな事やってるんですね。しかし、配達車両がカッケー!www

クロネコさんで配送先を登録するとき全角16文字までしか登録できないので、
『ユーピーエスサプライチェーンソリューションジャパン株式会社』
が長すぎて登録できません。
英語での略称なら
『UPS SCS CP』だそうです。

で、ネコさんで出発!
可愛くてこっちが好き。


クロネコさんロゴが変わってタングラムみたいになった。
いままでの優しい感じが好きだったのになぁ。


■Seagate:ハードディスクの受け取りを拒否する2021.10.11

夕方クロネコの配達員から電話が自宅にかかって来た。
『先方が着払いの商品の受け取りを拒否されたのですが、着払いの話はついていたのでしょうか?』

あ。着払いダメだったっけ?

保証期間中の修理対応は、メーカーへの送料はだいたいメーカー持ちで着払いです。こと日本の場合。

先日、台湾に送り返したコルセアのメモリは送料着払いでメーカー持ちでした。ただ、コルセアのメモリの場合は、購入した時から不良品だったので、送料メーカー持ちは当然。しかし、今回は使用して1年は経っているのでメーカーとしては修理対応ってことでしょう。しかもSeagateからの委託という形で業務をしているUPSに送りつけているのでまぁ当然かも知れません。会社がアメリカなのではっきりしています。

クロネコさんに謝って元払いに変更してもらいました。

送料は940円。後日営業所に持っていくことになりました。


■送料を元払いに変更した2021.10.12

クロネコさんの営業所に送料を払いに行った。営業所には申し送りされてて、名前を言って状況を話し始めたら『あぁ。はいはい…』とすんなりと手続きできた。
このへんの柔軟性と対応力はネコさんホント素敵です。スタッフも感じいいし。

荷物は現状どんな扱いになっているかを、クロネコメンバーズの配送状況をみると、先に送ったハードディスクは【受け取り辞退】で一応完了扱いになっていて、伝票を替えてあらためて発行し直しているようになっていました。

伝票としては存在するけれども、システム上は配送ラインにのっていないような状況になっています。

UPSは、ちゃんと受け取ってくれるのか。いつ受け取られるのか。

ちょっと不安がよぎります(汗)


■Seagateから受け取り確認のメールが来2021.10.13

メールをチェックしているとSeagateから何やらメールが届いている。
日時が2021/10/12 10:59
朝イチでクロネコさんが届けてくれてたらしい。
UPSもSeagateも仕事早い!


これで『壊れていません』って返事きたら笑えるwww

■SeagateでRMAの状況確認2021.10.13

そういえば、Seagateのサポートのページで『保証交換申請』のとなりに『状況の確認』ってのがあったので、それを試してみることにした。


名字とRMA番号を入力する。
[入力された注文番号/が無効です。注文データを取得できません。]
あり?
フルネームを入れてみたり、性と名とで空白を開けたり消したり半角空白にしたり。でもだめ。反映するのに時間がかかるのか、ちょっと後で確認しようとも思ったが、名字をローマ字表記で記入してみた。
お!でた!



性の欄は、アカウント登録したときの英語表記の名字だけになります。漢字表記だと見つけてくれません。
で、どうなってるかな。。。。?ん!!!!
【返却注文ステータス:Closed】!!!! 終了しただとっ!!!
なんでやーーー!!!
やっと到着したところじゃないか、無かったことにしようだ?!
とんでもねーーー!!!
嘘だろ?

ちょっとドキドキしながら下の方を読んでみます。
一番下の欄

【受領および出荷情報】

シーゲイト受領日 2021.10.12
交換製品発送日 2021.10.12 あーーーーっ!!!

はやっ!!!
UPSさん、Seagateさん、ちょっと疑ってごめんなさい。
とても素晴らしい仕事です。感動しました。
もう発送されているのですね。ありがとうございます。

●ラベルが作成されました China ...ん?

先の【受領および出荷情報】で配送業者追跡番号が発行されているので、そっちも確認してみることにした。

配送業者:UPS WWD

UPS World Wide Deliveryのようです。UPSのホームページでは、国際郵送サービスと記載されているもので、その中のEpress Saverというサービスで配送されるようです。早く、安く、通関も通す、再配達は3回までのサービスです。

では、UPSのホームページから追跡してみます。発行された追跡番号を入力してみると…。


ちゃんとUPS上にも反映されているようです。
【ラベルが作成されました】
出荷日は空欄なのでまだ出荷はされていないようです。[詳細を表示]でさらに見てみましょう。

最終更新日が 2021/10/12 22:46 EST 遅くまでご苦労さまです。
と思ったら、ESTと表記があるのでアメリカ東部時間だそうです。ー14時間の時差です。

[出荷状況]タブを開いてみると


『ラベルが作成されました China』 え?!
どういうこと?
中国のSeagate工場からの直送なのだろうか?

時間が経てばそのへんのこともわかりそうです。

■中国直送! Seagateから出荷されました2021.10.15

今、朝4:51です。朝も寒くなってきました。
UPSの[貨物追跡]を確認してみたら、Seagateから出荷されました。
[詳細を表示]でさらに詳細を見てみます

2021/10/14 Wuxi,Chinaから発送
Seagate Technology International Wuxi Co Ltd
住所はこちら
2 Xingchuang Er Road Wuxi Singapore Industry Park Wuxi, 214000 China

住所にシンガポールが入っているので、シンガポールに工場があると思いきや、中国の江蘇省 無錫市にある”シンガポール工業団地”だそうです。ややこしい。
というか、なんでそんな名前にしたのか不思議。
もしかしたら、『中国脱出を図る外資系の会社がシンガポールに脱出しようとして、工場作って気がついたらここ』みたいなのを企んだとかw
無いな…www
で、航空写真<google mapより>

航空写真から工場の敷地を推測すると、青枠で囲ったとろこかな?
Seagate最大の工場だそうです。87000平方メートル。従業員6000人。
GoogleMapで該当する面積を測ったら、右上の一角分の敷地が公表されている工場面積相当ですね。左下の区画は別会社とか関連会社ってこと?
上の方で渡り廊下でつながっているように見える。つながっている左は会社社屋みたいだし、社屋の下にはトラックが停まっていて、トラックステーションらしきものが見えるから配送センターの機能もありそう。

とりあえず2021.10.18には届きそう。
しかし、中国人はほんと働き者…。

■10月18日ついに到着!しませんでした2021.10.18

10月20日に伸びてるし…w



■関西国際空港に到着! 2021.10.19

『配送予定については後ほどご確認ください』って!!!
いつになるんだよ!って思いながら詳細を見てみましょう。


あぁ。関西国際空港に到着はしているみたいです。


■『空港上屋スキャン』ってなに?

『空港上屋スキャン』ってなんなんでしょう。
『上屋』って誤訳だとおもっていたら、調べてみたら『上屋』とはロジスティクス(運送業界)用語だそうです。
ペリカン便の日通さんの用語集によると、

上屋  <読み>うわや<英語・別名称>Shed
上屋とは、保税地域にあって、輸出(本船に積み込む前)および輸入(本船から荷揚げされた)貨物の一時保管・荷捌きを行う施設のことです。 貨物の分類・仕分け・検査・税関手続き・一時保管の一切を行いますが、一時保管という点で、一般の倉庫(保管・貯蔵が目的)とは区別され、上屋は港湾運送事業法、倉庫は倉庫業法に属します。

だそうです。
なので『空港上屋スキャン』は、国際空港なら『空港税関 通過確認』といった意味あたりでしょうか。国内の空港なら『空港倉庫 通過確認』といったあたりか。

『スキャン』については、アメリカ国内でのUPSの荷物追跡情報の画像が上がっていたので、それを見ると

『Arival Scan,Departure Scan』 が並んでいます。『Scan』は『荷物のバーコードを読みました ピッピッ』みたいな意味なんでしょうね。日本語に訳すならそれぞれ
『到着確認、出発確認』あたりでしょうか。

■自宅に到着!2021.10.20

ついにやってきました!昼前にクロネコさんが持って来られました。

梱包材がしっかり入った大きな箱で送られてきました。
型番は一緒だけど、ラベルが変わってたwww
どうもリユース品とかメーカー修理品とかそういったものではなさそうです。

次に正常に動作するかどうか。SynologyのRAIDファイルサーバーに接続しても特に問題なく動作しています。あーよかった。

■まとめ

予想以上にSeagateさんのRMAでの対応は早かったです。RMA申請から11日で戻ってきたので、先のCorsairのメモリでRMA申請した時はメモリの故障診断から戻ってくるのに25日かかっていた事を考えると、相当早くHDDが交換されてきました。交換されたHDDも新品でしたし、動作も問題なし。梱包もしっかりしていたし、Seagateでの追跡とUPSでの追跡でどこでどうなっているのかよくわかり、安心して状況を見守ることが出来ました。

今回のハードディスクはこちら
Seagate ST8000DM004 8TB 2年保証
ST8000DM004
Seagate ST8000DM004 8TB 5400rpm


最後までお付き合いありがとうございました。



自宅に到着!2021.10.20
関西国際空港に到着! 2021.10.19
RMA申請手順作成 2021.10.18
Seagateから出荷されました 2021.10.15
ラベルが作成されました China 2021.10.14
クロネコヤマト便で千葉へ発送 2021.10.10
【初稿】自宅玄関を開けると鳴り響く警告音 2021.10.08







2021年2月3日水曜日

[RMA]CORSAIRのメモリを初期不良交換依頼したメモリが...戻ってきた!\(^-^)/

RMAとは保証期間中の不良交換のこと

 CORSAIRのメモリDRAMが故障していることがわかりました。永久保証なので交換手続きを行ってみましたのでその記録です。永久保証であれば修理対応してもらえるのですが、メモリやSSDのようなパーツは修理ではなく交換になります。この保証交換のことをRMAといいます。RMAは、Return Merchandise Authorization の略称で、返品保証、返品承認、返品許可、返品確認と訳されることもあります。

果たして、なけなしの虎の子で購入したDDR4,32Gのメモリは新しくなって帰ってくるのでしょうか?

初期不良交換なら購入時に販売店に依頼すれば交換できますが、Amazonなら1か月経つとメーカー保証になるので自分で修理依頼・交換依頼しなければなりません。

RMAの手続きの流れとしてはどこの会社でもだいたい一緒だと思います。今回はCORSAIRのメモリの初期不良交換でしたが、RMAを考えている人の参考になれば幸いです。


メモリが故障していた 2021.1.31

PremiereProやフォトショップを使っていると急にブルースクリーンが発生し再起動するようになった。ハードディスクがいっぱいで赤くなってきていたし、ちょっと処理が重たくなってきていた。てっきりマザーボードの故障だと思っていたのでこの際マザーボード交換とCPUの交換することにした。

旧PC
    CPU    Intel i7
    マザーボード Asus H170PRO
    メモリ            DDR4    8G + 32G

新PC
    CPU        AMD Ryzen5 3600
    マザーボード    GIGABYTE B550M AORUS ELITE
    メモリ            DDR4 32G

メモリは旧PCで使用していたものを流用することにした。

ざっとくみ上げて、一応メモリテストを行った。

Windowsメモリ診断でメモリのエラーチェック

Windowsメモリ診断
    [スタート]-[Windows管理ツール]-[Windowsメモリ診断]





今すぐ再起動して問題の有無を確認する(推奨)


ハードウェアの問題が検出されました。これらの問題を特定して修復するには、コンピューターの製造元に問い合わせる必要があります。テストは、アクティブでないように見えているときでも実行されています。テストが完了するまでお待ちください…

あーーーーーまじかっ!!!?

イベントビューアーで結果を確認する。
[Windowsログ]-[システム]
MemoryDiagnostics-Results を探す。

だめか...詳細をみると結構エラーが出ている。

MemTest86+でメモリテスト

MemTest86+でもメモリテストを行う。

以前はCD起動のみだったけど、USBからも起動できるようになった。
バージョンも上がっているしUSBブータブルなメディアクリエーションソフトも提供されていてとても親切になっている。

ただし、UEFIからの起動は非対応でLegacyでのみ対応です。UEFI(BIOS)のBOOTデバイス設定を直さないと起動しない。で、LegacyにしたままだとWindowsが起動しないのでちょっと慌てるw


あーだめだorz
盛大に壊れてる…。
というか、旧PCは壊れていなかったのか orz...なんてこった
ハードディスクいっぱいだったし、ちょっと遅くなっていたしまあいいか。。。うん。それに誕生日だもの。

CORSAIRに修理依頼する
RMA
を使う【Return Merchandise Authorization / 返品保証】2021.2.2

CORSAIRのDRAMは永久保証です。Amazonのレビューにはリクエストしても返事が来ないとかさんざんなことも書かれていたりしたのでちょっと不安です。

まずはこちらから依頼をかけます。


SUPPORTから[CONTACT US]でも同じページが開きます。

ここがわかりにくかったのですが、下にある[SUBMIT A TICKET BELOW]のさらに下の
What do you need help with? のドロップダウンリストから
[Warranty(RMA)-Replacing My Product]
を選択します。なんかわかりにくい。


Please note that support is only available in English.
とありますので、すべて英語で記入する必要があります。
以下記入例です。

添付ファイルに証拠の写真を付けます。
シリアル番号のわかる写真とエラー表示がでているところの写真を付けます。メモリが原因であることを証明するためにPC2台でチェックかメモリを交換してテストした時の写真をつけたほうがよいでしょう。

 今回に関しては、件名と本文を次のように記載しました。

件名:
Memory Error has occurred

本文:

Replace to new DRAMs.
Because, Windows Memory Test and MemTest86+ has Memory Error detected.
Previous PC systems appeared blue screen many times. 
Then I created New PC by AMD CPU and B550M AORUS ELITE.
And checked memory by Windows Memory Test and MemTest86+,
Many Errors occurred again.

本文は、状況に合わせて記入してください。一応日本語訳も記載しておきます。
日本語訳:
新しいDRAMに交換してください。
Windowsメモリ診断とMemTest86+でエラーが検出されました。
以前のパソコンではブルースクリーンが何度も表示されました。
今回、新しいパソコンをAMD CPUとB550 AORUS ELITEで作りました。
そしてWindowsメモリ診断とMemTest86+で多くのエラーが再び発生しました。

日本語の手紙では最初に挨拶を書き、してもらえませんか?みたいに遠回りな書き方をしますが、英文のクレームは遠回りな書き方をすると相手にしてもらえなかったり、無視されるのできつめに書いています。

無事送信が完了したら、2・3営業日で返事が来ます。

住所や記入項目に問題がないか確認のメールが届きます。
今回、電話番号を忘れていたのでそれを追記して返信しました。

送付先が返信されてくるはずなのでそこに送り付けると良品が送られてくる予定です。
2週間ほどかかるとメールにありました。あぁ。。。orz

メモリをポチろう...

国際郵便で返送する EMSというらしい 2021.2.5

コルセアのサポートから返送手続きについての案内が届いた。手順・注意点と送付先のラベル。以下そのメールです。

返送手続きと注意事項

上:返送用ラベル
下:チケットナンバーと内容品

返送用ラベルとチケットナンバーはPDFファイルで届きます。印刷が必要なのでプリンターが必要です。印刷したものは、上半分が返送する商品の梱包に張り付けるラベルで、下半分はその中に入れる内容物一覧とチケット番号になります。

返送用梱包とラベル


梱包もできたし意気揚々と郵便局に行きました。

が!しかし!

国際郵便/EMSを送るのには事前登録が必要になっていました。送付先が台湾なので、事前登録は必須ではありませんが、それでも『受け取りを拒否されることがあります』と郵便局員さんに言われるとビビります。いそいそと帰ってきました。
ちなみにアメリカへの郵送は事前登録が必須なんだそうです。
台湾なら事前登録なくてもよさそうだが…

事前登録はこちらから (EMS・国際小包・小包装物)
  

 と教えてもらいました。

スマホでもできるけどブログネタになるかと思って帰ってきたのもある。


国際郵便/EMSで発送した 2021.2.7

国際郵便マイページサービスで荷物を登録して、郵便局にもっていった。航空便で260円だった。

結局EMSの伝票をぐるりと張り付けられて、Corsair作成の発送伝票が覆われてしまっていた。一応RMAの番号が隠れないようにお願いはしたけれども、あれでよかったのかなぁ。

その上領収書をもらったけど、伝票控えをもらえなかった。まぁ、国際郵便マイページで確認できるからだろうとおもったら。。。マイページで出てこない。

発送予定とはなっていたが、この国際郵便のホームページで発送履歴を見ると…。


無い。。。まじか。

郵便局員さんずいぶん手間取っていたからな...。ちゃんと発送伝票の控えはもらいましょう。

まあ届くでしょう。


コルセアに届いたような届いていないような...2021.2.15

いままで金曜日、翌月曜日とコルセアから確認メールが来ていた。

If this is an approved RMA (warranty exchange), and you have already sent or are in the process of sending the item to us, please ignore this email.

Otherwise, please respond to our previous email so we can try to help.

『メモリ送った?大丈夫?もう送ってたらこのメール無視してね。なんかあったら教えてね。』ってなメールだったけど、今日から届かなくなった。
ということは、台湾に届いたってことだよね。
ここから2週間ぐらいかかるのかな?
となると3月1日ぐらいに届くのかなぁ。。。

届いたよーぐらいの確認メールは欲しいよなぁ。日本人的には。
海外だとおおざっぱだからこんなもんかw

それから音沙汰もなくさらに1週間が経過。。。2021.2.21

届いたら『届いたよー』と一言ぐらいくださいな。担当のステファンさんw

Corsairにトドいったって!2021.2.22

コルセアにトドいた…違うか

トドいたじゃない。届いたってメールが来ました。日本から台湾まで航空便?でちょうど2週間かかかりました。
コルセアから届いたメール
Corsair Support Team (Corsair)
Your return package has arrived at our warehouse. It can take up to one business day to verify its contents, and then process and ship out the replacement. We will update you again once the package has left our warehouse.
Thank you,
Corsair Customer Service

コルセアさん素敵です...。マメなあなたに惚れましたw
首を長くしてお待ちしております。

Corsairがメモリ送ったって!2021.2.23

こっから進展が早くなってきました。ついにコルセアさんがメモリを発送したそうです!


キャリアはDHLで追跡番号まで発行されています。いやぁ仕事が早い。見習いたいものです。


Track DHL Express Shipments 2021.2.24

DHLで追跡できるようになりました。速い!もう関空に来てる!



2021/2/22 18:15 台湾 コルセア発送
2021/2/23 00:30 香港 着
2021/2/23 14:36 香港 発
2021/2/24  0:28 関西国際空港着

DHL早いですね。速達扱いになっている。AliExpressで注文したものだと7~20日で
届いたりするので、それと比較すると猛烈に早い。まぁ、商品単価が違うのもあるよね。
メモリが16000円なのに対して、AliExpressで買うパーツが1個1ドルなのに送料無料とかだもんね。
そうそう、AliExpressで購入したリチウムイオン電池の充電昇圧USB出力回路がなんと、$1.17で送料無料でした。

これって、驚愕じゃない?
秋葉のパーツ屋だとそもそも売ってないし、このパーツを日本で買っても300円では足りないし、いや、秋月電子のキットだときっと1000円ぐらいするようなものです。送料がその上600円とかでしょ。
どうやって利益出してるんだ?いや、これおかしいって!(笑)
前大統領トランプさんが中国は郵便事業をタダ乗りしている!とか怒ってたたけど、消費者目線なら安くていいものが簡単に手に入るようになったこの環境はいいけれど、これ、怖くない?

コルセアからついに届きました!早い!!!!2021.2.25

遠路はるばる日本から台湾、そして日本に舞い戻ってきたメモリの雄姿がこちらです。

無事コルセアさんからメモリが届きました。

新品になって帰ってきたのでちょっとうれしいですね。まぁ、いちいち直して返さないんだろうけど。

結局、2021年2月2日にコルセアにRMAの返品依頼をかけて、届いたのが2月25日でした。
日本から実際に発送したのが2月7日で、戻ってきたのが25日で結局13日で帰ってきた計算になります。コルセアの2週間かかりますっていうのは送ってから2週間だったのか、それぐらいを目安にして考えていればもどってきそう、というのがわかりました。

もし、ご自分のコルセアのメモリが不具合を起こしても、ちゃんと手続きを踏めば交換はできるということで、みなさまのご参考になれば幸いです。

以上!
ありがとうコルセアさん!!!