Synology DiskStation(NAS)でUSBメモリをExt4にフォーマットする
■事の始まりはRicho Theta Z1のOTG
先日、Richo Thetaなるパノラマカメラを購入しました。が、FAT32なUSBメモリ宛にデータをThetaからOTGで直接USBメモリに写真をコピーすると非常に遅い。その上、止まる。2000枚近くある写真を400枚ほど送信して勝手に止まるわ、それにも25分かかるわで頭を抱えていました。自宅で作業する分には問題ないのですが、山に写真を撮りに行って昼食中に写真をUSBに取り出しておこうとすると困ります。昼休みでちょっとしかコピーできない。写真がいっぱいになる→撮影できない。
Richo Thetaの内部OSはLinux系ということで本来のファイルシステムはExt4だったりするので、FAT32はどちらかといえば無理やり扱えるようにしたようなもの。PCからThetaをUSBで接続してPCからは外部USBメモリのようにしても、実際にはPCとLinuxOS間のファイル転送になるのでそれでも最高速度が出ることはありません。
・Ext4なUSBメモリなら速い!
しかし、Ext4なUSBメモリならもっと高速にファイル転送ができるはず…と実験してみたら。400枚の写真が2分でコピーできました。ざっと12.5倍高速です。これなら、昼休憩で2000枚の写真でも10分でコピーできる。これなら最高です。
Windows環境下でUSBメモリをExt4フォーマットしようとすると、意外と面倒だったりします。UbuntuのLiveDiskや起動しているCentOS等のUNIX系OSならかんたんなのですが、そういったものがすぐにない。
■USBメモリをExt4フォーマットするには Synology DiskStation(NAS)が簡単
自宅にはCentOSなPCがあるのでそれでかんたんにExt4フォーマットできるのですが、もっとかんたんに手軽に。。。。と考えたとき、LinuxなマシンはSynology のNASもそうだよなと。
で、SynologyのNASならある(笑)って言う環境ならかんたんにExt4でフォーマットできます。
SynologyNAS Webの管理画面より
コントロールパネル->外部デバイス->USB Disk1->フォーマット->EXT4->OK
このフォーマット一瞬で終わります。
しかも、ここで気がついたのは、Theta→NASで写真をそのままNASに高速コピーできてしまうので、Theta→WinPC→NASへコピーするよりも遥かに楽。編集するときにNASからPCへコピーするほうが、PCの容量を圧迫しませんし。