2021年5月15日土曜日

Ender3+Cura PETG Settings. All setting in Cura had gone someware by update ... orz...

Ender3+Cura PETG Settings. All setting in Cura had gone somewhere by update ... orz... 

PETGの印刷設定:Curaをアップデートしたら設定が全部消えちまったよ!orz

というわけで。はい。全部消えちゃいました。

最近のソフトのアップデートは、自動で設定を残す引き継ぐものばかりなので、自分で設定のバックアップを取ることはなかったのですが、やっちゃいました。全部消えちゃいました。

というか。Curaのメニューを見てみると[Extensions]-[Cura Backups]なるものがあり、どうもクラウドにバックアップが残せたようでした。いや、これユーザー登録してくれって半強制執行的な意図を感じるのですが、考えすぎでしょうか。

この記事は

について書かれています。


■環境 / Environments

この記事は次の環境について記載されています。
This post is written in following environments.

Ender3/Ender3Pro/Ender3v2

ガラスベッド /Glass Bed

Sunlu PETG  

Ultimaker Cura 4.9

Windows10

 



■Ultimaker Cura設定のバックアップ


設定データの保存場所
C:/Users/<USER>/AppData/Roaming/cura
ただ、この場所に保存されているもがすべてでは無いようで、プリンタ設定値はどこを探しても見つけられませんでした。検証が必要です。



フィラメントの設定情報はメニューから
    [Preferences]-[Materials]-[Export]
で保存できます。
ここで保存したものは、

C:/Users/<USER>/AppData/Roaming/cura/materials

に保存されているものと同じものです。

印刷設定で特に大事なのが Print Settings ですが、Profile の V から
[Create profile from current settings/overrides...]
を選択して、設定情報を保存しておきます。


印刷設定に適当に名前を付けます


[Export]を選択して設定情報を任意のファイルに出力します


印刷設定を保存するパスとファイル名を指定して保存します。
これが印刷設定のバックアップになります。


[保存]を押します。

バックアップした印刷設定を読み込むのはPreferenceの[Import]から行います。


PETGの印刷設定は、それぞれの3Dプリンターとフィラメントによって大きく変わると思いますが、ここで紹介する設定情報は、私の環境下で試行錯誤した結果です。

PETGの印刷では、PLAよりもトラブルが多くなりました。

温度が低い
    ベッドへの定着が悪い
        →ベッドの温度を上げる
        →ベッドにスティックのりを塗る
        →ヘッドの温度を上げる
        →InitialLayerをゆっくり印刷する

    印刷物が外れてもじゃもじゃ
        →ベッドの温度を上げる

    層間の接着性・密着性が悪く脆くなる
        →ヘッドの温度を上げる
        →ファンの回転数を下げる止める

温度が高い
    糸を引く
        →ヘッドの移動速度を遅くする
        →ZHopを使いヘッドを上に移動させる
        →ヘッドの加速度設定Jarkを遅くする
    玉になる
        →ファンの回転数を上げる
        →ヘッドの移動速度を遅くする

縮みによるトラブル
    印刷物が歪むベッドから外れるもじゃもじゃになる
        →スティックのりをベッドに塗る
        →Brimをつける
        →ベッドの温度を上げる
        →InitialLayerをゆっくり印刷する
        →プリンターを囲う断熱シートで囲う

縮みによるトラブルは、印刷温度と室温との温度差が影響するので、プリンターを囲うなどして対策しました。

側面レジャーシート
手前ビニールシート
上面はプチプチのような緩衝材
これでも室温+10度になります



■PETG Curaの印刷設定値一覧

現在使用しているEnder3Pro+SunluPETGでの設定です。
ベッドにはスティックのり塗布が必須でした。最初はスティックのりなしでもキレイに印刷できたんですが、パーツクリーナーでガラスベッドを拭いたら定着が悪くなり、スティックのりとブリム無しでは剥がれるようになってしまいました。
マグネットベットなら、パーツクリーナーやアルコールで拭くことで定着がよくなったのですが、ガラスベットにはなにか塗布されているのかコーティングされているのか、パーツクリーナーで拭きとってしまったようで、定着が非常に悪くなりました。

もしかするとミッチャクロンを薄く塗布することで定着がよくなるかもしれませんが、ミッチャクロンはくっつきすぎるとのことでまだ試していません。スプレータイプなら薄く塗布できそうですね。試してみる価値はありそうです。
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PrintingTempratureは220度ですが、囲い有りのプリンター周辺温度32度前後での設定です。
先の写真の囲いが無い室温20度では235度にしていました。
なので、PrintingTempratureは

    PrintingTemprature = 255度 - プリンターの周辺温度

ぐらいが適正値のようです。フィラメントには拠るとは思いますが。